3人が本棚に入れています
本棚に追加
「リュウちゃんも筋トレすれば? 発汗良くすればまだマシだよ」
「そんなにぃい!?」
リュウは手を上げクンクンと匂ってみた。しかし、自分の匂いだからだろうか、まったく臭いとは思えない。
「風呂はいってこようかな……」
「そうしなよ。俺が準備してあげるから」
「悪いね、キャプテン」
お礼を言ってリュウは浴室へ消えて行った。もちろん、無重力空間で湯船は入れないので全方位から射出されるシャワーになる。
コントロール室でキャプテンはお湯の温度を90度に設定した。
「ヒマだな……」
「ああ。ヒマだな。フンッ」
アホ3人を乗せて、宇宙船【ダチョウ号】は今日もゆっくり進む。
最初のコメントを投稿しよう!