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「あー、目から汗が出てきたわー」
棒読みで目尻を拭う海斗君の姿がいちいちツボる。
「あはは、それって涙だと思う」
あたしは、
ひとしきり笑わせてもらったけれど、
それにしてもアレをよく食べたなと、
ある意味感心した。
あたしが仕込んだわさびの量は、
チューブわさびで言うところの
３センチ分に匹敵する量だ。
あたしなら絶対食べない。
だけど海斗君は、
それを知っていて食べた。
うーん。
何でそんな事が出来るんだろう……。
あ！
もしかして！
海斗君ってバカなの？
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