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「ね。かーいいっしょ。
島作りのゲームなんだけどね、
この原始人、子どもを産んで進化していくのね。
で、進化しまくったら……」
蓮君はスマホを操作した後、
ディスプレイをまた見せてくれた。
「島がこんなになる」
「わ、何コレ。宇宙人みたい」
島はさっき見た大きな岩や、
わらの家などは影も形もなく、
ドーム型の家や
マチ針を突き刺したような形の建物が並んでいて、
浮かんだ乗り物が島を走っている。
「原始人がここまで進化するの？」
「そそ。
あ、これは俺の島じゃないよ。
ゲーム仲間がいないと中々進化しないんだよ。
このゲームは最初に
几帳面タイプか
マイペースタイプか
物忘れタイプの
どれかを選んぶんだけどさ……」
蓮君はディスプレイの左上にあるメニューと書かれたアイコンをタップして、
ステータスを表示させた。
「蓮君は物忘れタイプ？」
Renと書かれたIDの下に、
物忘れ Lv.21と
緑の文字で表示されている。
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