Z さんってどんな人?(二)

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蓮君と話しつつロッカールームを出ると、 ちょうど海斗君が階段を上ってきていた。 「お、海斗。はよ」 「おー」 「あ、お、おはよ……」 いつものことながら不機嫌そうな海斗君にオドオドと挨拶すると、 海斗君の涼しい目があたしに向いた。 あたしは昨日、蓮君の前でキスの話をぶっちゃけてしまったのだ。 やっぱりまだ怒ってるかなとビクビクしたのに、 意外にも海斗君は何も言わずにあたしの横を通りすぎていった。 あれ? 許してくれた? 「良かったね山ちゃん。 昨日アイツ殺すとか言ってたっしょ? もう忘れてンだぜ絶対。 アイツ馬鹿だよなー」
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