Z さんってどんな人?(二)

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――なんて思っていた数十分後。 「……」 あたしは青ざめつつ、洗濯室でタオルを畳んでいる。 なぜか海斗君が隣でタオルを畳んでいるからだ。 「あの……。海斗君の仕事は?」 横目でチラリと海斗君をうかがいつつ、 畳んだタオルを重ねた。 「俺の予約が10時からしか入ってねえのは テメーがよく知ってんだろ」 海斗君はてきぱきと手を動かし、 既にあたしの1.5倍の高さにビシッと綺麗なタオルの塔を作り上げている。 「あ……。ですよね」 タオルはまだまだ畳まなきゃいけない分が目の前に山積みだ。 ぬぉおおおおっ! 早く終わらせて逃げる!
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