Z さんってどんな人?(二)

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後、数cmで唇が触れてしまうという距離で、 先に離れたのはあたしじゃなく海斗君だったのだ。 確かにキスを予感していた自分の愚かさと、 そう思いつつ逃げなかった自分の不貞さに、 惨めさと、 恥ずかしさと、 そして自分への嫌悪が沸いた。
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