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あたしが”やっぱり”と思ったのは、
以前、裸を見られたにも関わらず、
海斗君の態度に変化が見られなかったからだ。
けれど、あれは事故だったからだと、
今回は海斗君がキスをしたのだと、
ほんの少し期待していた部分もあった。
あたしは自分が傷つかないように、
わざとマイナス思考の答えを用意しておいて”やっぱり”と自分に言い聞かせているだけで、
本当はショックを受けているのだ。
「蓮くーん……」
そして、あたしが相談相手に選んだのは、
結局、蓮君だった。
「え……、どったの？
なんか怖いんだけど」
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