第2章

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たかだか高3の小娘が 果てしなく男を求めるってどうなの? 世の中間違っている? セックス好きの淫乱女だ。 ソレでも、イイや。 だって 「あアっ」 気持ちよすぎて、飛ぶっーーーーーー いたぶる癖に、ちゃんと気遣いながら 蔑む癖に、ちゃんと馴染ませて 辱しめる癖に、ちゃんと庇う この人は いったいどこまであたしを囲ってくれるんだろう 厭らしい事をしているのに 辛い事もされているのに 苦しげな顔をして息を吐き、呼吸を整えあたしに向かう姿を見て この上なく高貴だと思った。 勿体ない。 この人はあたしには勿体ない…… 手を伸ばせばその手を掴み取り 自分の首に掛ける ちゃんと掴まってろ、と言われなくてもそうなんだ、と理解するのは勝手な妄想? 「っ、……のぶ、サンっ」 音に乗らない声で呼べば、唇を合わせ暖かな息吹を運んでくる。 こんなに深く繋がっているのに ……なんで なんでなの…… なんで虚しいの…… 痙攣するほど収縮は強まり 絶え間なく押し上げられるソコは熱さと痛みが 意識を頗る曖昧にした。 その方がイイ。 戸惑う事もなく快感だけを貪れるから……
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