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「華ちゃん、病院行く?お母さん、午後からなら休み取れるから」
「ん、明日も……ダメなら行く……」
お願いだから、一人にして?
お母さん、大丈夫だから。
「……じゃあ、とにかく午後から帰ってくるから」
「ん、ごめん、寝るよ」
布団を引っ張りあげる素振りを見せ
頭からソレを被り
寝るんだよ!と、その態度を全面に押し出した。
「何かあったらすぐ連絡するのよ??」
そう言いながら部屋を出たお母さん。
一人になって、ホッとする。
言えない、
言えないよ?
まさか、避妊薬飲んでこうなってるなんて
「うっ」
気持ち悪いのは
きっと、薬の副作用、だ……
吐き気の強さと
なんだか、訳の分からない気持ち悪いのとで
ごちゃ混ぜの身体。
解放を求め、何度も何度も薬自体を無くしてしまおうと
あたしを極まりなく嘔吐かせた。
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