第2章

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もう、2度目。 とにかく 胃の中をかき混ぜられるように イタダケナイくらい、最悪。 でも あたしのしシテる事の方がもっと最悪。 分かっているから余計に質が悪い。 「はぁっ……」 寝る。 寝るよ。 寝てしまえば夕方くらいには回復してるから だから お願い。 …………あたしをココから連れ出して…… 何故か思い浮かぶのは志伸さん。 だけど 志伸さんは、この悪事に加担してる 張本人だ。 あたしは 彼の事をどう思ってるんだろう。 「……ウッ」 本当はこんな身体の奥底の真理を迷わせる薬は 飲んじゃダメなんだよ? 分かってる 分かってるよ。 じゃあ、あなたはどうしてコレを持ってるの? ねぇ、どうして? 志伸さん。
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