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調子どう?
昼過ぎにきたメールを読んだ頃には
ピークを過ぎて
やっと、身体を起こして
水を口にできるくらいにまで回復していた。
「あー、炭酸水、ウマイっ」
志伸さんの気遣いメールに大丈夫だと返信して
また、ゴクゴクとペットボトルを煽る。
とにかく喉が渇いていた。
……カラカラ。
あっという間に一本丸々を飲んだ時
玄関が開く。
お母さんの声がして
リビングに入ってきたのは二人。
「あら、華」
「……おかえり、お母さん」
「大丈夫なの?」
「ん」
お母さんの後ろから現れたのは
最近、何かと絡みのある青木君。
「咲良、元気そうだな」
クシャリ、と笑うその顔は
可愛らしくて
あたしにはちっとも興味のナイ、部類。
その筈なのに
「うん、すっかり元気」
対抗するように、微笑みを投げ
彼を見上げた。
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