プロローグ

11/11
前へ
/11ページ
次へ
朝食後は 各自、部屋に戻り 学校へ行く準備をする。 その後、 玄関で待ち合わせて 4人の準備が出来たら 登校することが決まっている。 「忘れ物はないかしら?」 「…確認したから大丈夫…♪」 「え!?今日って、英語あるの!?」 「…1限にあるよ…」 「急いで取りに行ってくるね!!」 「まったく、渚ったら…」 「もしも何かを忘れたら、僕の所へ借りに来ればいいのだよ」 「…梨香先輩は学年が違うから…ダメですよ…」 「…そうだったのだ。渚くんの準備が出来たら行くのだよ」 「お待たせ~、早かったでしょ?」 「…確かに早かった気がする…」 「えへへ、実は鞄の中にちゃんと入ってました~♪」 (((時間の無駄じゃん!))) 色々とあったけれど 荷物の最終確認を終え、 私達4人は家を出る。 4人の準備が 完了する時間帯に リツさんは玄関まで来てくれて 私達を見送ってくれる。 「…まったく渚は。それじゃリツさん、今日もいってきます!!」 『はい!今日も1日頑張ってきてくださいね♪』 「…分かりました…!」 「もちろんです♪」 「今日も張り切って実験なのだー!」 『あ、ちなみに梨香さんの部屋は私が責任もって掃除しますので。危ない物は全て棄てさせてもらいますから♪』 「そ…そんな…僕の発明品達が…」 ズーン 「ま、まぁまぁ先輩。また作ればいいじゃないですか!」 「…はぁ」 ドヨーン 私達4人と リツさんとの会話。 学校に登校する 前という事もあり、 長い時間、話しはできず、 内容も他愛のない話だが この僅かな時間も 私は大好きなの。 何気ない事を皆で笑う、 それは素晴らしい事だと私は思う。 と、話をしていると もういつも時間に なってしまったようだ。 話を切り上げて リツさんが私達に 声をかけてくれる。 『それでは、今日も気を付けていってらっしゃい♪』 その温かな 優しさに答えるように 私達も笑顔で言う。 「「「「いってきまーす!!」」」」 こうして、今日も 私達の高校生活は始まる!! プロローグ -END-
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加