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クボヅカ教官は腕時計を確認すると
「よし、本日の訓練は終了。走り終わらなかったクソ共は夕食後、全員腕立て伏せ百回!」
それだけ言い捨てて官舎の中へ入ってしまった。
後に残されたタカヤ達は既に歩く力も残っていない為、這うようにして宿舎へ向かう。
「ぜひゅう……ぜひゅう……なーにが色っぽいお姉さまが手取り足取り……だ……」
シュウゴが苦しそうな声でノリさんに言った。
「そうだね……手取り足取りというより、これじゃあ手足が取れちゃうよ」
ノリさんが「上手い事いった」みたいな顔で答える。
「うるせえぇ……お前は明日までにあと二十キロ痩せろ……」
――こうして第四期 第00師団の訓練初日は幕を閉じた。
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