【前夜】

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久しく忘れていた興奮の余韻に浸りながら眠りに就いた夜のこと。 またいつもの夢を見た。 今までよりも鮮明に。 またいつもの場面で目が覚める。 今までよりも鼓動が激しい。 僕の口から【言葉】が溢れた。 「君と一緒に居れたらいいのにな…」 叶うはずのない【言葉】を口に出しながら、 僕は頬を濡らして泣いていた。
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