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いつの間にか、 ″美穂ちゃん″ から、 ″ 美穂 ″ へと、呼び方が変わった潤平。 「………初めての年齢?初潮じゃないよね?」 細いのに、たくましい腕の中で、なにげに誤魔化そうとする。 「興味ないわけじゃないけど、それより、初めての相手がどんな奴だったか気になるよ。」 ………__私は、 堂々と言えるsexをしたことがない。 「気にしないでいいよ」 「同級生?!」 「………__違う」 同級生と、そんな関係になるなんてあり得ない過去………。 「先輩、先生?」 「もういいから」 悪乗りする潤平の口を両手でふさぐ。 「そんな在り来たりじゃないんだね、業界人?スポンサー?」 「………………違うわよ」 塞いでも口開いて、飛び出す その質問にも何となくドキドキする。 「まさか、禁断の、 従兄とか、 おにいちゃん?」 ″ 禁 断 ″ という言葉に、 心臓が、過敏に動き出す。
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