____ 別れ-2

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新宿駅東口近くにある居酒屋は、駐車場が少しだけあって、 「眞田、お前もこい。酒は飲めないけど」 「いや、仕事中ですから」 「言うこと聞かないと、お前が美穂の水着画像ダウンロードしてるのばらすぞ」 「えっ〃」 「してません。見てただけです」 薫は、嫌がる運転手の眞田さんを強引に中に引き入れた。 「ほら、白身の刺身食えよ」 薫は、考えなしで沢山頼んだ刺身盛りを 私と眞田さんに取り分けて、 自分はビールばかりを飲んでいる。 「ビール、お腹出るよ。焼酎がいいんじゃないですか?」 「お前は 俺の腹筋知らねーから」 以前、薫の家に泊まった時に、少しだけ飲んだ。 「腹筋ありましたっけ?」 「…てめ……っ」 あ、 さも、二人関係済みのような口振りをして、 思わず眞田さんの顔を見たけど、 「眞田は何でも知ってるし、なんにも話さないから」 薫も 眞田さんも平然と箸を動かしている。 Riririririri…………♪♪ さっきから薫の携帯電話が鳴っている。 「取らないの?」 「仕事の電話じゃないから。 ほら、お前、肉も食えよ」 …………仕事じゃなくて、 取らなくてもいい電話って…… ″女 ″ ? image=485316401.jpg
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