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「えっ」
私のマンション駐車場についた所で、薫が限界に達したようで、
「こんな高級車んなかで吐いちゃダメ!」
「美穂さん、ビニール袋持ってます?」
「いいえ」
さすがの眞田さんも慌てている。
せめて外か、わたしの部屋で……
いや、外は後片付けが大変だ
「もう少し我慢してっ」
眞田さんと一緒に薫を私の部屋へ運ぶ。
「フゥ……」
「珍しいんですよ、社長がこんなになるなんて」
「でしょうねぇ」
吐いてスッキリした顔して眠っている……とんだ 迷惑男だ。
でも、
この寝顔を見たら憎めない。
「少しだけ、社長を寝かせてあげていただいても?」
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