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「今の、同じの部屋の人ー?」
唖然とする俺の袖を引っ張りながら問い掛ける小鳥遊くん。
「うん……。
俺なんかしたかな……」
「なんにもしてないよぉ、多分僕がいたせいじゃなーい?」
「え?」
小鳥遊くんがいると俺が謝られるの?
なんで?おかしくない?
訳が分からず首を傾げる俺をクスクス笑って、小鳥遊くんは俺の腕にしがみついた。
昨日も思ったけどなんかこの人、他人との距離がやたら近くないか。
「まぁ、細かいことはいいから食堂行こー」
大いに疑問を残したまま、俺はそのまま引きずられるようにして部屋を後にした。
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