888人が本棚に入れています
本棚に追加
そー考えると…
モモに、もう少し優しくしよーかなって
思った。
聞いてないのに語ってた身の上話…
きっと、
誰かに聞いてほしかったんだろーな。
ナオも…
夢、聞いてほしーのか?
「…続き、聞かせてよ。
建造物のハナシ」
しょーがねーな、聞いてやるよ。
ま、仕事だし。
ナオはアタシを見つめて…
そっと撫でるように、髪に触れてきた。
「…なに?」
「いや…」
そう呟いて、微笑みながら目を伏せるナオ。
そして何事もなかったように、建造物の話に戻った。
なんだよ?今の…
まぁでも…
夢追っかけてんのって、なんかいーな。
最初のコメントを投稿しよう!