余裕の裏

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「ナオさ… アタシの全部を受け止めよーとすんなよ。 ちゃんと、嫌な事は嫌って言えよ」 「もう嫌じゃないよ。 "彼氏と食いたい"ってやつ、 すげー嬉しかったから… なんか、安心した」 思い返すと照れくさくて… 「まさか、嬉しすぎでコーヒー落としたのか?」 って、冗談でからかったのに… 「ん、ヤバかった!」 って、無邪気に笑うナオ。 コドモか! 「ナオって、余裕たっぷりだと思ってた」 「そー見えた? オレ、咲陽のコト好きすぎて、 いつも ぶっ壊れそーだけど」 なんだそれ!!! そんなコト、サラッとゆーなよ! アタシがぶっ壊れそーだ! 「よし、こんなもんかな… 咲陽のもキレイになってんじゃん、 洗濯 仕掛けて、メシにしよーか」 あ、そーだな… って! ゴマかされるトコだった!
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