家庭の味

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それから数日後… 「はい、誕生日おめでと」 アタシはリクエストされた弁当を差し出した。 「ありがと。咲陽っ!」 無邪気に喜ぶナオ。 「夜メシは店予約したんだけど、早く終われそ?」 「マジか!? うん!早く終わらせる!」 って、ハイテンション。 でもって仕事中、アクビばっかのアタシ。 夜遅くまで、ケーキのセッティング、 朝早くから、弁当作り、 ほとんど寝てねーから、ねむ… 夜、予約したカフェダイニングでも… またアクビ。 な、アタシに… ナオがキスで唇をふさいだ。 ふいうちで驚いた! 唇を離して、 「ありがとな…」 心配そーな瞳で、呟くナオ。 寝不足バレバレじゃん… 逆に、気ィ使わせてるし! あーも!止まれよ、アクビ!
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