夜空

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「夕月です。指名ありがとう」 あ、イマドキの塩顔。 たまに、こんなイケメンくるよな。 そいつは、切れ長の三白眼でアタシを意味深に見つめた。 なんだよ? とりあえず、 「部屋行こっか」 「え?…あぁ」 へんなヤツ。 いつものように… 部屋に入って服を脱がそうとすると、 「あ、いーよ。 なんもしなくて」 そーゆーヤツ、珍しくないけど… バカじゃね? 「なんで?シよーよ?」 アタシはそいつの髪を撫でて、キスしようとすると、 「ほんとに、いーから」 そう言って、逆にそいつがアタシのほっぺに軽くキスした。 ムカつく。 軽くあしらわれたし。 そして少し微笑んで、アタシの頭をポンポンすると、ソファーに座った。 なんだよ… カッコつけんなよ。 所詮、オトコじゃん! ほら、抱いてやるから… 本性だせよ! 「じゃあ、フツーにマッサージしてあげる」 アタシは隣に座った。
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