0人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、数日後、私と他界した家族の思い出が詰まった家が全焼した。
原因は雷で、家のガスタンクに直撃にしたそうだ。
どうして、こんなにも大切にしていたものが、いとも簡単になくなってしまうのだろうか。
私は学校にも行かず、ただただ泣いていた。そんな私を、なにも言わずいつも抱きしめて、私が泣き止むまで優しく頭を撫でてくれるおばあちゃんが、私の唯一の支えだった。
けれど、そんなおばあちゃんが、急な原因不明の病にかかり、3日後、息を引き取った。
最初のコメントを投稿しよう!