1、百鬼夜行でもしようじゃない

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すると、数日後、私と他界した家族の思い出が詰まった家が全焼した。 原因は雷で、家のガスタンクに直撃にしたそうだ。 どうして、こんなにも大切にしていたものが、いとも簡単になくなってしまうのだろうか。 私は学校にも行かず、ただただ泣いていた。そんな私を、なにも言わずいつも抱きしめて、私が泣き止むまで優しく頭を撫でてくれるおばあちゃんが、私の唯一の支えだった。 けれど、そんなおばあちゃんが、急な原因不明の病にかかり、3日後、息を引き取った。
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