第1章

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イタリア 水の都ベネディア かつて王都がトレーデキムの襲撃で修復が難しいと判断され、トレーデキムのリヴァル・パルトネールの手により水の都に姿を変えた。 「バローネ様…ゾークの件お聞きに…?」 「あぁ、聞いたよマグノリア…ディアボルスも参戦するようだ」 第十二代国王バローネ・モナルカとその妻マグノリア・フーリッシュとそばにいるローブを肩から掛けるのはマグノリアの弟達である双子ロータスとウィスティリア。 かつてはディアボルスのメンバーとしてトレーデキムとの交戦に参加していた。 「こちらの調べではゾークにグロース・アルティヒ・ゲニーの実父であるグロリス、今はギルロスが属しています、それと7人の大罪人及び多数のハーフ、蘇生されたサエウム・クピティタースが」 ウィスティリアが植物たちから得た情報とメントレから買った情報を伝えると、バローネが険しい表情を浮かべた。 「…聖職者協会プロペータ総督に謁見の申し出を、世界を巻き込むかもしれない…」
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