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「おや、眠ってしまわれたのですね…」 遠くで女の声がする。 あぁ、眠らせておくれ… 酷く眠いのだ… あの時より、幾年月… 私は 一人遺される苦痛に耐えてきた。 もう、良いだろう? 私は、疲れてしまったよ… もう、赦(ユル)してはくれないか…? ……桜花(オウカ)の君
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