十・七 ・ 年 ・ 後

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「おう、リョウタ今朝も早いな」 「おはようございます!いや~今日昇格試験なんで遅れると悪いと思って」 そうです!学生ではないです。何せ魔力魔力至上主義なこの世界で1町人並の戦闘では使えないレベルの魔力量で特別な属性でもない水属性もちなんて受験に受かるわけもなく。見事に落ちましたとも。ええ。 小説だと魔方陣や古代魔法とか使いこなしてるけど三流大学に通っていたオレには理解するにはやや頭が足りなくて断念したよ。 なんやかんやで、今は国の中でも都市と呼べる位の大きさの街のしがないギルド員として住み込みで働きだして早2年。小さな依頼をコツコツとこなし(パシられ)何とか最近は討伐系の依頼を回して貰える位の地位まで上り詰めました。 ギルドにはやはりランクがあり、E~SSSまで、存在している。今回受けるのはAランク昇格試験で実力的には大学卒業くらいの実力になるな。 学校通ってれば高校卒業でランクB大学卒業でランクAでギルドに入れるもんだから中々うらやましいもんだ。 そして本日が晴れてAランク試験の日となっているってわけ。
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