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こいつはこの街の領主の息子で同い年なんだけど、なかなか生意気な奴で低ランク時代にせっせと働いているときに馬鹿にしてきたり貶してきたりと忙しいやつだ。
正直精神年齢アラフォーのオレからしたらうるさいとは思えど特にイラッと来るわけでもないので領主になろうと頑張ってるみたいだから陰ながら応援してやってる。
「パッキンではない。ポール=キンダルだ!いい加減名前くらい覚えたまえ。それとも高校すら受からない頭ではそれすらも不可能と言うのかい?」
ここまで、テンプレ
「け、喧嘩はやめましょう!これから一緒に討伐に行くんですから!」
おっと今回は娘さんが止めに入ったか。うむ。ええ娘や。
「タチバナさん。こいつの魔力じゃ討伐目標にたどり着くまえに魔力が尽きてしまうだろう。そんなやつと一緒にとははたして言えるのだろうか」
「おー、おー、言ってくれるじゃないの。パッキンくん。まぁその通りだろうからオレはのんびりついて行くとするよ」
と手を振ってその場を離れた。
「あ、私のことはミミで良いですからね!リョウタさん!」
という言葉を背中で受けながら。…ちゃんとした娘やなぁ。
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