憑依の章

1/14
前へ
/326ページ
次へ

憑依の章

カビ臭い匂いとネズミの死骸が散乱して異臭を放っている地下室。 『ボリッ』 と湿った音が奥の方から微かに響いてくる。 目を凝らすと奥の方に半分腐食している扉があった。 湿った音は、その中から聞こえてきていた。 暫くすると扉が、 『ギィギィ…』 耳障りな音を部屋に反響させながら開いた。
/326ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8647人が本棚に入れています
本棚に追加