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光一は瑠花に睡眠薬入りの酒を飲まされ
ベッドの中で目が覚めた。
横には瑠花が寝ている。
夕べは激しかったわね。
「そんな、馬鹿な……」
「覚えていないと言うの……。
酔い醒ましのコーヒーを飲んで
頭の中をスッキリしてよ」
瑠花から渡された媚薬入りの
コーヒーを飲む。
「思い出させてあげる」
瑠花が光一の首筋から胸に、
舌でローリングしながら滑らす。
突然、光一の足の先から背骨を通り、脳天を突き抜けるようなゾクゾクするような快感が襲ってきた。
明菜の時とは比べ物にならない程のエクスタシーに酔いしれた。
そのエクスタシーが媚薬による効果だとは光一は思いもしなかった。
光一は、性に関しては淡白だと思っていた。
瑠花を何度も満足させる自分が英雄でもなったような、そんな気分に酔いしれた。
「凄いわ! こんなに感じたの初めて」
時折、甘く囁くように語りかける言葉も
暗示効果を倍増した。
行為の最中、電話が何回も鳴った。
光一が出ようとすると
「出ないで……」
瑠花が甘く囁きかけた。
光一は、もう自分が瑠花から離れられないと感じた。
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