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自分の部屋に明菜は山川と一緒に立っていた。
「これはどういう事なの……」
「これは明菜ちゃんが経験した昨日の記憶だよ。
今日の朝、僕が記憶を封印したんだ」
「私は今……何処に?」
「明菜ちゃんは漫喫で熟睡してる……。
今から詳しく説明するよ。
目が覚めてもこれから話す内容は
しっかりと記憶に残ってるよ」
(あぁ……夢の中でも……自分が焼死体で発見された事について説明しようとしてるのね……)
例え夢でも……私を納得してみせてよ……
山川君が喋った。
「魔王は天界も支配下におく為に君の心臓を食べて無限のパワーを得ようとしている」
「えぇ!? 本当なの……」
「魔王がそう思っているなら君の命は危険なんだ。
だから君を守るには魔王を倒すしかない。それには君の協力が必要なんだ」
「どうして私の協力が……?」
「魔王はあらゆる世界の君の心臓を狙っている。
そしてこの世界も見つけ君の心臓を得る為に魔獣をこの世界に送り込んだのだよ」
「そうするとホテルの火事は魔獣の仕業なの……」
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