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「そうなんだ。
僕と君は別の世界で魔獣に襲われ、
゙ウインドウ"の魔法で、この世界に逃げ込んだ。
そして、゙アスミレイト"の魔法でこの
世界の僕と君に同化したんだよ」
「私はその記憶が全く無いわ」
「魔獣が狙っているのは、君だから安全の為に記憶を僕が消したんだ」
「では、小学校の時の山川君の記憶は……」
「その記憶も消した筈だが……」
「もう少し詳しく教えて……」
(バカね……私……夢なのに……)
「我々からすれば、この世界の住人の僕と君はドッペルゲンガーになるね。
この世界の君、つまりドッペルゲンガーに命に及ぶ危険が迫った時に、オリジナルの君が顕在化するようになっていたのだよ」
「そうするとオリジナルの私が顕在化した時に彼女の記憶も引き継ぐという事なのね……」
「そう言う事だね」
「これからどうするの?」
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