8162人が本棚に入れています
本棚に追加
「それが問題なんだ……君を守る為に山川に同化するか、それとも……」
「それとも何よ?」
「君の持っているホワイトストーンに同化して、君の魔法をパワーアップするか……」
「えぇぇ! 私、魔法を使えるの?」
「当然だよ。だから魔王が君の存在を恐れて君を殺し心臓を食べて君の能力を自分の物にしようと思っているんだよ」
「……知らなかったわ……」
(やっぱり夢ね。突拍子な事柄を納得してしまうのだから……)
「よく考えたら、山川は陰陽師で戦力になるからホワイトストーンに同化する法を選ぶよ……」
「私はどちらでも良いわ」
「決まりだね。
では今から注意事項を言うよ」
「えっ、注意事項があるの?」
「そうだよ。 魔女の能力をむやみに使用しない事。白魔導士として覚醒すると魔王に居場所を知られる恐れがあるからね」
「魔女の能力って私は使え無いし……」
「それは今、教えるよ」
苦笑いしながら山川が言った。
最初のコメントを投稿しよう!