第8章♯

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それから、高坂さんの誘いを断り続けた。 会社で会っても、仕事以外の会話はしないようにした。気持ちを心奥に封じて、深入りしないように心掛けた。 丁度その頃、ケンちゃんから頻繁に連絡が入るようになっていた。 昔みたいに馬鹿騒ぎして、沈んだ心を憂さ晴らしするのもいいかもしれない。 そう思い、私はケンちゃんと頻繁に会うようになった。 仕事終わりにケンちゃんと合流して、お酒を飲んだり、映画を見たり、ケンちゃんの友達のライブを見に行ったり。
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