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その後…ゆっくりと食事を済ませた
その間リットはじっとこちらをみていたがきっと異界からきた…という話らしいので気になっているのだろう
「…御馳走さま」
再び合掌し満腹感に顔が綻び美味しかったと微笑みかけた
「ぁ…ぅ、うん」
なんだか顔が赤い
熱でもあるのだろうか?
土鍋を渡した際もなんだかおかしかったし…
刹がそんなことをぼんやり考えていると視線に気付いたのか慌ててもっていた土鍋を落としてしまった
―――ガシャンっ
「…っ」
割れてはいないが音に驚いて耳がぴんとなり尻尾はぶわっとなった
「ぁ…あのボク!か、片付けてくる!!」
その場から逃げるようにリットは土鍋を抱えて奥に走っていった
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