夜と月と風の人

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「パートナー…?」 何をふざけたことを… だいたい初対面なのにパートナー? それに…どうしてさっきまでいなかったのに… まるで… 急に現れたみたい…じゃないか 急に恐ろしく思えて脳が勝手に現実逃避をはじめた そうだ…これは夢なんだと 「夢じゃないよ」 ―――!? 「あぁ…よんでないよ。ただ夢じゃないかって思ってるだろうってね」 あっさりそう言うとつかつかと自分のすぐ目の前まで…それも鼻先がくっつくのではないかと思うほどに近付いてきた 近付きジー…ッと見つめてふぅんと頷くとにっと笑った 「あんた…なかなか使えそうだ♪」 は? 「使える?それって…」 問おうとしたが遅く急に何かをとりだすとそれを翳した それに目を奪われ見つめると…そこはもう部屋ではなかった
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