23人が本棚に入れています
本棚に追加
純は息を飲む様に、アキをじっと見つめていた。
アキは頭の中で言葉を整理し、純に話始めた
『晃司さんに好きだって言われたの。
純くんから私の話を聞いて、逢いたかったって』
アキはここまで話して言葉を止めた。
「アキ…、それだけか?
言われただけじゃなく、何かあったんじゃないのか」
アキは真っ直ぐに純を見つめた。
『それだけ、言われただけで、他には何もないよ』
アキは純に嘘をついた。
「本当に何もなかったのか」
『純くん、私の言う事が信じられない?』
「嫌…、そうじゃないけど…」
アキは悩みに悩んだ末、純に嘘を突き通そうと決めたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!