第七話  破られた沈黙

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ノックをして、純の部屋に入ると、カーテンを閉め切った真っ暗な部屋で、純はベッドに横になっていた。 『純くん、お昼持って来たよ』 サンドイッチをテーブルに置き、アキはカーテンを開けた。 『こんな真っ暗な部屋にいたら、気がおかしくなっちゃうよ。 さっ、起きて、このサンドイッチね、私が作ったんだ。 結構美味しいと思うんだけどな』 アキが純に話し掛けても、純はアキに背中を向けたまま、何も話さない…。 アキは脱ぎっぱなしになっていた服をたたみながら呟く様に話す。 『昔もこんな事あったよね。 あの時は、純くんが仕事でミスして落ち込んでた時だった。 部屋にこもって、何も話さなかったね』
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