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三年前に純と知り合い、純との思い出はたくさんある。
まるで家族の様に、純とは長い時間過ごして来た気がする…。
『あの時も、こうやって、私がサンドイッチを持って来たんだよね。
何日か経ってから、純くんが美味しかった、ありがとうって言ってくれて、私嬉しかったんだ。
私は純くんにたくさんの力や勇気を貰って来てるのに、私は何もあげられない…。
純くんの好きなタマゴサンドを作ることくらいしか出来なくてごめんね』
「謝んなよ…、俺はアキの作ったタマゴサンドがスゲー好きだよ。
アキは自分では気づいてないけど、周りにたくさんの力や勇気を与えてんだよ」
背中を向けていた純がアキを見てそう言った。
アキはニッコリ微笑んだ。
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