*真夏の大事件 1*

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「悠君と新しいアジト。両方もらうよ」 ここにいる人数と合わせて、50は優に超える。 相手は大の大人。そして全員が武器を持っている。 まさか正々堂々タイマンを張るつもりで来たわけじゃないだろう。 一斉にかかって来られでもしたら… …勝てない。いくら悠でも。 「悠さん」 シュウが敵中に入り、悠の傍に寄る。 悠は撥ねつけ、一人で戦う姿勢を示した。 快里「コーヘイは一緒じゃないのか」 困った顔をするシュウに聞くと、ああと思い出した様子。 「さあ…どこ行ったんでしょうね」 汚れた窓を見て小さく笑う。 悠亜「お前らも目障りだから。こいつらはオレが片付ける」 「嫌ですよ。俺だってここに思い入れありますし。腹減った悠さんも心配ですからね」 悠亜「…オレは腹なんかーー」 ぐぅ~~~~っ
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