*路地裏で*

15/67
前へ
/1984ページ
次へ
?「ホントにねーの?」 散々笑い終えた後に顔を掴まれ引き寄せられる。 凛「しつ、けぇ…」 歯の間から声を漏らす。 あるわけねーだろ、と心で呟いた。 ?「あっちは違うかもよ?」 凛「…は?」 ?「お前を抱きたいって思ってたりして」 凛「…なっ!?」 思わず目を剥いた。 こいつの言葉は危険だ。 根拠もない言葉で攻めてくる。 挑発だとわかっていても。 揺さぶられたらどんどんはまっていく。 オレの方が快里をよく知っている。 だから断言できる。 快里はオレをそんな目で見たりしない。
/1984ページ

最初のコメントを投稿しよう!

187人が本棚に入れています
本棚に追加