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「え~、見つけるの早くな~い?」
南「羽場さんじゃないですか!」
絢川「何してるんですかここで?」
羽場「何してるんですか、じゃないよ~!ハンター役!君たちを捕まえに来たの!」
ハンターボックスの中にいたのは羽場孝昭。ブサイク芸人の筆頭とも言える存在の男だ。彼は逃走者たちと同じような格好をしているが、ひとつ異なる点がある。
南「なるほど、だから全身黒いんですね」
服装はハンターカラーの黒の系統で統一されている。逃走者たちは、このブサイクハンターをなるべく多く封印する必要がある。
羽場「人目につきにくそうな所だと思ったのになぁ~……」
南「ラッキーですよ!あの人、足めっちゃ速いんで」
絢川「本当?早速封印しましょ!」
羽場は元陸上部。しかし、その健脚を活かす場面は訪れなかったようだ。
羽場「お願い見逃して!欲しい物買ってあげるから!」
絢川「あったわ!」
羽場「封印しないで!なんでもするから!」
南「見つけました!」
羽場の懇願に一切応じることなく、ボタンを見つけた2人。
絢川・南「せーの!」
ポチッ
バン!
ブシュー!
上から透明なアクリル板が降りると同時に炭ガスがボックス内を一瞬で埋め尽くす。
羽場「ゲホッゴホッ……オ゛ゥエッ」
絢川「この調子でどんどん封印しましょう!」
南「はい♪」
羽場が苦しんでいる間に、2人は次のハンターボックスを探しに行く。
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