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好奇心に充ち溢れた、きらめく彼らの瞳。
彼らを見ていると、昭治さんや幼馴染の栄太くんと遊んだ日の事を思い出す。
幼い頃の友達は、幾つになってもかけがえのないものだ。
願わくば、太郎も彼らとそうなってくれたら・・・
いつの日か、わたしが太郎の前から姿を消すことになった時に、きっと支えてくれるはず。
「さあ、お友達と遊んでらっしゃい」
戸惑う太郎の背中を押して、彼らに笑いかけた。
「ウチの太郎をよろしくね」
おやつに食べてもらおうと、きび団子を太郎に持たせて見送った。
「モモちゃん行こう」
「桃くんは、足が速くていいなっ!」
そう言いながら太郎の手を掴んで引っ張り、楽しそうに走ってゆく。
駆けて行く彼らの後姿を見守りながら、在りし日の昭治さんとの日々を思い出して涙ぐんでしまった。
「やぁね、歳取ると涙もろくて」
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