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「――まだ来ないな……」 「本当に走ってんのかァ!?」 「気長に待った方がいいよ」  智と大崎のクルマはまだ来ない。  しかし、「まだ来ない」という言葉を裏切るように2台のEngineの二重奏が奏でるッ!「――来たな……」 「おぅッ! 来たぜ、来たぜ、来たぜィッ!」  ワンエイティのRB26と智のVR38の音がふもとに大きく聞こえてきた。  音の主、ワンエイティとR35がふもとの3姉妹の眼に現れるッ! 「大崎のワンエイティと斎藤智のR35が来るよ、サクラ姉ちゃんッ!」  赤城Downhill最後の5連続ヘアピンを抜けてDownhillのGOALへ向かう。 Downhillを終えると両者とも白煙を大量に出すDRIFTでUTurnしてHillClimbへ突入した。  現在、後ろの智のR35が前の大崎を煽っている。 「――斎藤智相手には煽られているな……けど中々の腕だ――」 「イィーネッ!」 「練習とは思えないほどHighLevelだね。本当にBattleにしか見えないよ」 3姉妹は練習の腕を絶賛する。  HillClimbに突入した2台はすぐ5連続ヘアピンに入っていき、3姉妹の眼から消える。 「――本当にBattleだ……練習には見えない――」 「イーネ、イーネ、イィーネッ!」 「大崎と斎藤智のすごさが分かる走りだよ」  大崎と智の練習は3姉妹にとってはBattleにしか見えないと語っている。  6時30分ごろには2人は練習を終えて家に帰宅した。  2人が練習を終えて帰ると同時に、3姉妹もGalleryを終えて家に帰宅する。
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