エピローグ

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「あのクソガキ!どこでこんなモン…!」 当たり前だけれど、先程の感激は消え失せ 顔面蒼白な健人さん。 『欲張りお爺さんの大きなツヅラの中には、カメレオンが入っていましたとさ…』 私はベッドを転げ回りながら、笑った。 「…いい根性してるな、おまえ。随分と楽しそうじゃないか」 涙を流して笑う私に、怖い顔の健人さんが近づいてきた。 「そんな誘う格好して」 「へ?」 …宮下さんに慌てて スエットの上だけ被り、下着のパンツ穿いただけでした… 「さ、脱いで貰おうか」 「何で…!」 「バカにして笑い転げた罰!」 「だってカメレオンが、んんっ」 あっという間に、唇を塞がれる。 その時にはまだ、私達バカップルは 私の小箱が入っていた袋に 大牙くんからの手紙があった事に気付かなかった。
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