お時間ですよ、魔王さまEX

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魔王「どういう事だ?仮にもここまで辿り着いた勇者だろ!?このHPならスライムでもワンパン死亡じゃねぇか!」 女勇者「ま、待って!色々事情があるの!」 魔王「まさか呪いに掛けられたのか?なら納得出来るが……」 女勇者「勇者として旅立ったあたしはとりあえず王城に行こうと馬車に乗りました……そしたらその馬車魔国が密輸に来てた馬車だったらしくて……そのまま魔王城手前まで来ちゃいまして……」 魔王「偶然かよ!しかも何で密輸馬車に乗れた!?」 女勇者「いやー魔族の人は『あの女勇者魔王様に献上したら褒美貰えんじゃね?』とか話してまして……慌てて気付かれないように途中下車した。実はこの怪我もその時ので……」 魔王「……ゴーレムにやられたってのは嘘か」 女勇者「ま、まぁ……実際には色々な方に会ったけど『記念に魔王様に会ってから帰りな』って通されてここにいます」 魔王「よーし即刻帰れ」
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