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美容師はニコニコしながら
私の髪の毛を触っている。
そして「うーん」と考え込んで私に言った。
「ちょっと癖っ毛が強いみたいなんでストレートパーマより強制縮毛の方がいいかも」
私は意味がわからず答えた。
「どっちでもいいです。癖っ毛が直るならしてください」
「強制縮毛は時間がかかるけどいい?」
「はい。時間はありますから」
「じゃぁ強制縮毛で綺麗にしましょうね」
「はい。お願いします」
美容師は髪を挟むアイロンを持ってきた。
パーマ液を私の髪に付けて
アイロンでギュギュって挟み込んでいく。
ちょっと頭に熱を感じる。
「熱くない?」
「大丈夫です」
「そう。良かった。わたし昨日まで植木職人だったから」
「えっ?」
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