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美容師のお姉さん気を使ってくれたみたい。
「有り難うございます」
私はお礼を言うと店をでた。
ショッピングモールのショウウィンドーに写る私の姿。
なんか大人っぽくなってる。
首から上はお嬢様。
すごーくお金かけちゃったけど
こんなに綺麗になるなら
贅沢だなんて思わない。
佐也加はバスを乗り継いで、急いでおばあちゃん家に帰った。
早くおばあちゃんに綺麗になった自分を見て欲しかった。
「ね。ね。どう、私?」
「すごいねー。綺麗だね。もう大人だね佐也加」
綺麗になった私を前にして感心しているおばあちゃん。
「ちょっと待って」
佐也加は隣の和室に入り襖を閉めると先日買った服を出した。
ささっと着て襖を開け頭に手を当てて足を交差させてポーズを取った。
「どう?」
「へぇー。佐也加。あんた何処の孫だい?」
「おばあちゃんの孫だよ」
「信じられないぐらい綺麗だよ」
「でしょー」
「うんうん」
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