第1章

7/13

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
振り返れば、父も古くなった死んだ珊瑚の白い石のような欠片を持っていた―。私は思った。海の異変を。 古くから島の人びとは大切に珊瑚を見てきたというのに。 海の宝だという島んちゅの言葉は忘れようがなかった。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加