第1章

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振り返れば、父も古くなった死んだ珊瑚の白い石のような欠片を持っていた―。私は思った。海の異変を。 古くから島の人びとは大切に珊瑚を見てきたというのに。 海の宝だという島んちゅの言葉は忘れようがなかった。
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