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地上を目指すのか、そこには大きな疑問があるのです。」
『本日は特別ゲストとして船腰先生にも、ご意見を
伺いたいと思っております。宜しくお願いします。』
「宜しくおねが」
『ああ、いま巨大生物に動きがあったようです。
水中に没してから、150ノットの速度で、
やはり、誤字羅海岸へ移動を早めたようです。』
「まるで亀のような行動ですね。」
『湯深教授、それはどのような意味でしょうか。』
「あ、いま映像が入ってきました。まだ深夜ですので
映像が不鮮明なのですが。状況が把握できますか?」
レポーター”転下駄”:『はい、こちら、現地です。
現在、水中を移動して、静かに浜辺に巨大生物が、
浮上しました。刺激しない為に照明はなく、満月が
その巨大すぎる……カメ?を照らしています。』
「現在、どのような状態でしょう?」
『はい、いま砂を掘って穴を作っているようです。』
「穴?」
『涙を流しながら卵をうんでいるようです。
これは、なんというか感動的な光景かもしれません。』
「?」
『あ、いま卵を産み終えて砂をかけていますね。
また海へ帰っていくようです。』
「被害の状況などは、どうでしょうか?」
『特にないようです。単なるウミガメかと
私は思いました。』
「え、えーっと……現場からでした。」
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